ウェア ガジェット

エアバッグの話をしよう

投稿日:

神ツールTECH-AIRを使い始めて数ヶ月が経って、いま思うこと、です。

バイク用のエアバッグ

バイク用のエアバッグ、いよいよ民生用としての普及が始まりました。

二輪レース世界最高峰のMotoGPから、ストリートの僕らまで。

だけど、良いところもあれば、悪いところもあって、選び分ける知識が必要なあたり、まだまだこれからのプロダクトですね。

いずれ、知識がなくても買える、つまり買いやすいものになると思いますので、僕は一足先に昨年から着用しています。

まずはどんなものかざっくりご紹介しますね。

エアバッグ内蔵のツナギを着て、ストリートを走ってみたの図。

Alpinestars TECH-AIR とは

MotoGPライダーの腕や肩がLEDインジケータでチカチカ光ってるのを見た事はありませんか?

アレです、それがコレです。

これがまだ星の数ほどの選択肢はなくて、おそらく皆さんに知られているのは現時点では国産の紐付きのものと、MotoGPの世界ではGPSや加速度センサーを内蔵して、バイクとライダーを接続する必要のない自律して作動するシステムとしてはAlpinestars社とDainese社のものが有力ですね。ヨーロッパでは他メーカーのものもありますが、これからエアバッグ文化をリードしていくのはこの2社と見ていいでしょう。

体を防護する範囲としても、この三種類は違いがあります。

  • 特に頚椎を守る、無限電光のhit-air→ただし紐付き、膨張は一回のみ
  • 上半身を広範囲に渡って守る、AlpinestarsのTECH-AIR→ボンベ2本搭載(サーキットモデルは二回膨張可、ストリートモデルは一回のみ)
  • 上半身の鎖骨近辺を守る、Dainese社のD-AIR→膨張は一回のみ

hit-airについては、紐付きなので古いというよりジャンルが異なるものと見たほうがスッキリします。毎回紐を繋ぐ手間を飲み込めるのであれば安くて手に入れやすいというメリットは大きいです。デザインは機能ゆえ。

TECH-AIRが優れているのは、内蔵型でありながらモジュール方式を採用していることから、アウターを着せ替えして、エアバッグユニットを別のウェアに移設できる事。かつ、サーキットモデルは、一回転倒してもそのまま戦線に復帰できる事。そしてもう一回は守られます。

D-AIRが優れているのは、防御範囲が狭くて、アウターに対して固定するからこそ、小型軽量で動きやすいということです。

 

その中で、僕は「先進性・防御範囲・モジュール方式」ということから、Alpinestars社を選びました。

 

スポンサーリンク

 

レースでのエアバッグ文化の裏側

レース主催側は、「足首まで守れ」というオーダーを出しているそうで、選手とメーカー側が「それでは動けない、スポーツ性が下がる」とそれを止めようとしているそう。マーケティング都合で考えれば、安全性は説きやすく、かつセールス的に見てもこれからのライディングウェアが進むべき道としても企業は利益を上げやすいソフトです。だけど、進め方を間違えてはならない、命を守るシステムであり、バイクを楽しくするシステムだからこそ、慎重に育てられている分野と言えます。

選手の中では、動きやすい方が転ばない、少しでも加速を稼ぐために着けたくない、という考えもあって、レギュレーション対応の観点で言えばDainese社に軍配が上がりますね。今のMotoGPは、エアバッグが必須ですから、レギュラーライダーは必ず必要なんです。ワイルドカードのライダーは免除されていましたが、これも必須になる方向でしょう。ただ、転倒が多い選手や、そのリスクを背負ってチャンピオンシップを戦う選手はAlpinestars社を選ぶ、という情報をパドックで得ました。これは納得のストーリーですね。ちなみに、規則で必須になる前は、例えばホルヘ・ロレンスは軽量化のために着用を断っていたそう。たった数百グラムの軽量化…。その意地やこだわりがホルヘらしいエピソードだと感じました。

安全性を語る場合、どの段階にしてもアクティブセーフティとパッシブセーフティの二つの考え方がありますよね。エアバッグはとりあえず装着する、だけどその次の段階で、ドラクエで言うところの、「戦士」と「武闘家」みたいな差がありますよね。防御力は高いけど素早さが劣る、防御力は低いけど素早さが優れる、とか。ストリートを走る一般ライダーの僕らは防御力が最優先でいいとは思いますが、これも考え方は人それぞれですから、防御力と素早さのどちらを選ぶかは自分次第です。

 

スポンサーリンク

 

REI仕様のレーシングスーツ

Alpinestars社のご好意で、市販していないMotoGPスペックのツナギを作っていただきました。

ネームのデザインはお任せでとお願いしたところ、西洋人が作るオリエンタルな感じになってていいですね。

腰のシャーリングの部分に、TECH-AIRのロゴが入ります。

僕のKUSHITANIのツナギもそうですが、タグに名前が入っています。スペシャルの証ですね。

ツナギ丸ごとが変わるのも新鮮ですが、ニースライダーの滑り心地も未確認。早く走って試してみたいです。

KUSHITANIとAlpinestarsのツナギ

KUSHITANIのエアバッグ内蔵レーシングスーツは現時点では市販されていません、将来的には市販して欲しいですね。世界選手権に参戦するクシタニライダーだけがエアバッグを使用していて、中継を観ていて気付いた方は鋭いですね!

レーシングスーツとは、要はレザースーツで、KUSHITANIのプロトコアレザーが宇宙一のレザーですからKUSHITANIのレーシングスーツを着続けたいのですが、今はまだエアバッグがないので、僕はエアバッグのあるAlpinestarsも着用することにしました。平たく言うと、二刀流でいきます。

 

スポンサーリンク

 

エアバッグがあればどれくらい怪我が減るのか

運です。以上。

MotoGPライダーは相変わらず骨を折りますし、どれだけ制御技術が発達しても重大なクラッシュは起こります。

ただ、素人の僕の安全レベルは、これで飛躍的に向上するでしょうね。

 

ジョナサン・レイのインタビュー映像を見ていると、「仮にプラクティスで転んでも、痛みを予選や決勝まで引きずることがない、自分のパフォーマンスをきちんと安定して発揮するために必要」と言っていました。なんだ、骨が折れないから使ってますってわけじゃないのか、とも思いますが、これは僕らホビーライダーにこそ大事なことですよね。

他者に巻き込まれるクラッシュこそ運ですからどうしようもないですが、単独でクラッシュする際のダメージが少しでも軽くなって、ちゃんと翌日に出社してきちんと普段通りの仕事ができること、そこですよね。

遊んでいて骨を折ったので入院します、そういう働き方を避けるためのツール、なんて見方もアリだと僕は思います。

 

鎖骨が折れるかどうかは転んだときの腕の巻き込み方次第ですから、これも運ですし、実際にどのくらいの割合でどう変わるのは算出しにくいものですが、そこよりも、全身打撲やむち打ちが減るというのはよほど確かなメリットだと感じています。肋骨はすぐにヒビが入りますし…しかも地味な痛みが続くんですよね…(笑)

安全はどれだけ備えるかの任意保険であり、使うひともいれば、使わないで済むひともいて、僕はかけておこうと思います。

肩のインジェクションパッドがデザインの要素になっていてカッコイイのと一緒で、エアバッグのLEDインジケータもカッコイイし!

 

スポンサーリンク

 

小難しい話はそれくらいにして、細かいところ

自分の向かいに座らせてみました。

帽子を置いたら、ちょっとひとっぽさが出ました。

こんなラフな感じで書いたブログです。

読んで損をした気分になってませんか?

お腹が空いたので、パンを食べます。

 

スポンサーリンク

 

話を戻して、小難しい話はそれくらいにして、細かいところ。

エアバッグって要はビニール袋ですから、風を通さないですよね、とすると暑い。冬は暖かくて、夏は暑い。そういうものです。高温多湿のアジア圏では不利なプロダクトのようですが、マレーシアGPでは普通に使われているんですよね。

自分で着てみて納得しました。前傾姿勢だと首から風が入って涼しいから、ツナギの方がかえって暑くないかもしれません。今年の夏は特別に暑い夏でしたから、ストリートでは一度も着用していません。

 

防御力は高まるけど、風通しが…そんなメリットとデメリットとメーカーの違いを理解して、まだまだなかなかハードルは高いですよね。

うちの子どもが免許を取る頃には、もっと買いやすい値段になっていて、もっと「普通」なアイテムになっているといいなーと思って、僕はプロフェッショナルレーシングライダー以外では国内最速で飛びつきました。

 

新しいバイクが届いたことですし、僕はTECH-AIRに守られながら攻めます。安心感を手に入れて、さらにチャレンジングな領域に突っ込めることでしょう。これもサーキットで遊ぶ工夫のひとつです。

皆さんもエアバッグを調べてみてはいかがでしょうか?

 

今回のブログでは、あくまで導入部で概論といったところで使用感については触れていませんが、microUSBで充電しなくちゃならない手間とか、着ちゃえば重たくないけど手に持つとめっちゃ重いとか、細かいネガはいくつかあります。だけど、マルク・マルケスと同じシステムを毎日のストリートで使える、世界最高峰のプロテクションが手に入る、しかもジャケットを着るだけで特別な手順は必要ない、これですよ。ちょっとくらいのネガは消し飛びますよ。

 

すでにこの手の自律型エアバッグ内蔵レーシングスーツを着用してる方、何人かとサーキットでお会いしました。かなりのアーリーアダプターですね、同じニオイがする。エアバッグあるある、まだまだ共感できる仲間は少ないです。これからが楽しみです。

 

スポンサーリンク

 

オマケ写真集。アルパインスターズの展示会に行ってきました。また後日解説しますね。

ジョナサン・レイ選手、中上貴晶選手、マルク・マルケス選手のツナギの寄りなぞ、どうぞっ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

-ウェア, ガジェット
-, , , , , , , , , , , , , ,

Copyright© REIVLOGのREIBLOG , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.